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武藤英紀 | Hideki Mutoh Official Website

Round06 インディアナポリス決勝結果Result : 28

2010年5月30日(sun)    天候 : 快晴 / 気温 : 29~34℃

第94回インディ500の決勝レースは、見事な快晴の下、5月30日の午後1時10分にスタートした。朝から照りつける日差しは強く、レース中の気温は34℃にも達した。

ポールポジションからスタートしたのは、3回の優勝経験を誇るエリオ・カストロネベス(Team Penske)だったが、2007年ウイナーのダリオ・フランキッティ(Chip Ganassi Racing)がグリーンフラッグと同時に見事な加速を見せ、1周目にして3番手からトップへと躍り出た。暑さの中でマシンのハンドリングが定まらないマシンも出る中、フランキッティはライバル勢を悠々と突き放すハイペースで疾走し、レースをリードし続けた。

レース終盤の161周目、ルーキーのセバスチャン・サーべドラ(Bryan Herta Autosport)がアクシデントを起こしてフルコース・コーションが発生。このチャンスを利用して、ほぼすべてのドライバーがピットストップを行った。しかし、ピットアウトした彼らにはフルタンクで走れるギリギリの周回数が残されていた。

ここでピットインをしなかったマイク・コンウェイ(Dreyer & Reinbold Racing)は177周目までトップを走った。続いてトップに立ったジャスティン・ウィルソン(Dreyer & Reinbold Racing)は残り13周でピットに向かわざるを得なかった。この少し前のタイミングで長いフルコース・コーションが出されていれば、彼らがウイナーとなったかもしれない。

ポジションを争いながら燃費をセーブする必要のある難しい戦いは、ベテランのフランキッティの得意とするところだ。彼はゴールまで残り9周でトップに復活した。そしてファイナルラップを迎えようというとき、コンウェイがライアン・ハンターレイ(Andretti Autosport)と接触して宙へと舞い上がり、ターン3出口のフェンスに激突するアクシデントが発生。レースはイエローフラッグとチェッカーフラッグが同時に振られ、フランキッティがインディ500でのキャリア2勝目を飾った。フランキッティのリードしたラップは200周のうちの155周にも及んだ。Chip Ganassi Racingにとってはインディ500での通算3勝目で、チップ・ガナッシにとってはオーナー、もしくは共同オーナーとしての通算4勝目となった。

武藤英紀(Newman/Haas Racing)は、スタート直後からマシンのハンドリングが不安定で、徐々にポジションを落としていった。マシンに何かトラブルがあることも考えられたため、武藤は1回目のピットストップを早目に行った。その後も何度かピットに入ってマシンに変更を施したが、ハンドリングの向上が見られず、76周でリタイアとなった。


武藤英紀コメント

チームは冬の間からインディ500に向けてマシンを準備していました。本当に一生懸命に働いてくれていました。それだけに、本当に悔しいレースでした。予選2日目に暑い中で走り、グリップが低いと感じました。そこで、ファイナルプラクティスには調整をしたマシンで臨み、マシンのフィーリングがよくなっていました。ところが、今日はファイナルプラクティスよりさらに気温が上がった影響か、レースがスタートしてみるとマシンのグリップが全然感じられない状態でした。周回を重ねるたびにハンドリングが悪くなっていきました。ピットに何度か入り、車高、トウ、キャンバーなどのセットアップを変更しましたが、基本的に問題の本質は改善されず、ピットでの作業だけで大きなグリップを得られるマシンにするのは難しいという判断になりました。高くなった気温だけがグリップ不足の原因ではなく、何かほかにも理由はあったと思います。次のテキサスはもうすぐですが、気持ちを切り替えてがんばります。