武藤英紀 | Hideki Mutoh Official Website

Round08 アイオワ決勝結果Result : リタイア

2010年6月20日(sun)    天候 : 曇り / 気温 : 27~28℃

父の日の6月20日、IZODインディカー・シリーズ第8戦がアメリカ中央部のアイオワ州デモイン郊外で開催された。全長が1マイルに満たないショート・オーバル、アイオワ・スピードウェイを250周して争われるレースは、今年が4回目の開催である。今年の決勝日は雷雨の予報が出されていたが、アイオワでのインディカー人気は高く、レース観戦を楽しもうと多くのファンがサーキットに集まった。

雨が心配される状態でスタートした250周のレースでは、Chip Ganassi Racingのダリオ・フランキッティとスコット・ディクソンがトップ争いを展開。そこにトニー・カナーン(Andretti Autosport)が予選15位から序盤にして加わって、トップ3による激しいバトルが始まった。

レースの折り返し点を目前にカナーンはトップに立ち、その後、ディクソンはハンドリングの悪化で後退、フランキッティはギアボックスのトラブルでピットへと向かった。

これでカナーンのトップは安泰かに思われたが、終盤に入ってエリオ・カストロネベス(Team Penske)がスピードアップし、最後のピットストップでカナーンのクルーが他車に接触されたこともあり、トップの座を手に入れた。

雨でレースが短縮される心配がなくなった終盤、カナーンは順位を落としても冷静さを保ち、カストロネベスの背後へと着々と接近していった。そして、訪れたチャンスを逃すことなく、残り10周でトップを奪い返し、2008年6月のリッチモンド以来となるキャリア14勝目を飾った。

カストロネベスは今年2回目の表彰台となる2位でゴール。予選19位だったE.J.ヴィソ(KV Racing Technology)がキャリアベストとなる3位でフィニッシュし、参戦3シーズン目にして初めての表彰台登壇を果たした。4位はライアン・ブリスコー(Team Penske)で、ポールポジションからのスタートだったウィル・パワー(Team Penske)は5位、ディクソンが6位でゴール。フランキッティはリタイアで18位となった。

予選24位だった武藤英紀(Newman/Haas Racing)は、完走を目指してスタートした。ペースが上がらずに周回遅れに陥った後も武藤は粘り強く走り続けた。マシンセッティングを改善しようと、チームとともに全力で戦っていたが、131周を走ったところでピットへと向かい、今年2回目のハンドリング不調によるリタイアを喫した。

これで2010年シーズンは17戦のうち、8戦が終了した。ポイントトップでアイオワ入りしたフランキッティのリタイアにより、5位でゴールしたパワーが再びポイントリーダーの座に返り咲いた。11点差のポイント2番手はディクソン、トップと14点差、2番手と3点差のポイント3番手はフランキッティだ。


武藤英紀コメント

新しいセッティングでレースに臨みましたが、その効果を明確に感じることはできませんでした。グリップ不足は改善されないままで、みんなと同じペースで走り続けるのが難しかったです。レースが中盤に入ったころ、ラップタイムがトップグループと比べて明らかに遅かったため、リタイアを決めました。今日のレースで新たに試したセッティングでも、小さな効果は何かしらあったはずです。シーズン終盤のオーバル連戦に向け、今回のデータも深く分析し、オーバルコース用のマシンセッティングをよくしなくてはなりません。