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武藤英紀 | Hideki Mutoh Official Website

RACE

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» SUPER GT GT300 CLASS TOP

Round3 セパンサーキット決勝Result : 2位

2013年6月16日(sun)    天候 : 晴れ / 気温 : 32℃

決勝レーススタートは午後4時。セパン・インターナショナル・サーキットの上空は薄曇りの状況となったが、気温は摂氏32度と変わらず、路面温度はむしろ上昇の気配を示していた。

スタートは武藤選手が務めた。スタート合図とともにフロントローからスタートした武藤選手は、ポールポジションの#55 ARTA CR-Z GTの背後にぴたりとつけ、なんとか前へ出ようとスキを探った。オープニングラップを終えてメインストレートへ帰ってきた武藤選手は前のマシンに触れ合うばかりに接近して攻めるが、追い越しには至らない。

2台のCR-Z GTは、3番手以下の後続をじりじりと引き離しながらテールトゥノーズのトップ争いを繰り広げる。4周を終えた時点で首位の#55 ARTA CR-Z GTと2番手の#16 MUGEN CR-Z GTとの差は0.5秒、#16 MUGEN CR-Z GTと3番手のマシンとの差は2秒以上に広がっていた。

#16 MUGEN CR-Z GTは、前を行く#55 ARTA CR-Z GTに対し、ウェイトハンディ38kg分、車両重量が重い。武藤選手は加速時にその分のもたつきを感じたが、無理をすれば今度はその車両重量がタイヤに負荷をかけ消耗を早めることになる。タイヤをいたわりながら武藤選手は先頭車両を追った。後方車両との間隔は開いていったが、先頭車両との間隔もまた、徐々に開き始めた。

不運なことにスタート後10周を過ぎる頃、クールスーツが不調となったため、武藤選手は高温にさらされることになった。走行中の熱中症はセパン・インターナショナル・サーキットでのレースでは往々にして発生する大問題だ。武藤選手とチームは、相談の上で当初の予定を早め、22周を走り終えたところでピットイン、ドライバー交代を行うことに決めた。

中山選手は、コックピットに収まり、チームは予定通り後輪2輪のみを交換、給油を行って中山選手をコースへ送り出した。先頭を走る#55 ARTA CR-Z GTは23周を終えてピットイン、作業を行ってコースに復帰したが、#16 MUGEN CR-Z GTはそれより早く24周目の第1コーナーへ飛び込み、順位を入れ替えた。これにより#16 MUGEN CR-Z GTは事実上の首位に躍り出た。

29周目にはその他の車両もピット作業を行ったため、#16 MUGEN CR-Z GTは見かけ上でも首位となった。この時点で2番手の#55 ARTA CR-Z GTとの間隔は3秒、3番手の車両はさらにその20秒後方へと退いていた。

中山選手は、武藤選手からのインフォメーションを受けて、予定より長くなった担当走行の間、リヤタイヤの消耗抑制を心がけながら走行をした。しかしGT500クラスを先行させる際のロスタイムなどがあって40周前から#55 ARTA CR-Z GTの接近を許してしまった。中山選手はなんとか押さえ込もうとするが、車両重量の差はいかんともしがたく、40周を終えるメインストレートでスリップストリームに入られると、第1コーナーでイン側から順位を入れ替えられてしまった。

その後、首位との間隔は徐々に開いた。中山選手は、無理をせずレースを走りきることに意識を切り替え、集中して周回を重ねて29周を走りきり、2秒差で2位のチェッカーフラッグを受けた。

第2戦に続き2位でレースを終えたTEAM無限は、チームポイント15点(2位)、走行ラップポイント3点(首位と同一周回)合計18点のチームランキングポイントを加算してポイント総計を43点とし、首位と2点差、3番手とは14点差でシリーズランキング2番手の座を守った。武藤/中山は15点(2位)のドライバーランキングポイントを獲得し、ポイント総計を34点とし、首位とは2点差、3番手とは12点差のシリーズランキング2番手へ浮上した。

武藤英紀選手コメント

クールスーツを入れると、前回の富士より50kgくらい重くなったので、土曜の練習走行では、クルマのバランスに問題がありました。走り出したときは、重い、と思いました。でもチームが予選までにクルマを仕上げてくれたので、状況がかなり良くなって、大幅にタイムアップできました。

ただ、重いのは変わらないので、決勝でのタイヤのライフを考えると、序盤からガンガン飛ばすことはできないなと思っていたんです。でも序盤は、結構熱い戦いをしてしまいましたね。タイヤ的に重さの分、マージンがないと思っていたので、序盤のうちに仕掛けることにしたんです。それに、同じHondaだからといって、譲り合うようなレースをするわけにはいきませんから。

10周すぎからクールスーツがほとんど働かなくなってしまい、足の感覚がおかしくなって、タイヤのことよりも暑さの方が気になり始めました。それがなければもう少し元気な走りができたかもしれないので、自分としては大きな反省点です。

CR-Zが早く勝つことを願っていたので、僕らが勝ったのではないけれどもHondaのCR-Zが1-2を飾ることができたことは非常に望ましい結果だったと思います。僕らの方が先に戦い始めて開発をずっとやってきたので、本心では先に勝ちたかったけれど、2位のポイントも悪くはないし、シーズンを考えるとチャンピオンを見据えてよい結果だったでしょう。この重さで2位に入賞できたことには非常に大きな意味があると思います。第4戦では、さらに重くなってしまうので、ポイントをしっかり取りにいきます。そこで耐えて、鈴鹿とツインリンクもてぎではよい結果を出します。

(無限 プレスリリースより)