武藤英紀 | Hideki Mutoh Official Website

Round01 セント・ピーターズバーグ決勝結果Result : リタイア

2009/4/5(sun)    天候 : 快晴 / 気温 : 28~29℃

IRL インディカー・シリーズの開幕戦、Hondaグランプリ・オブ・セント・ピーターズバーグの決勝は4月5日にフロリダ州セント・ピーターズバーグで開催された。2009年シーズンは沖縄とほぼ同じ緯度に位置する風光明媚なリゾート地で華々しくスタートした。

タンパ湾に面したセント・ピーターズバーグのダウンタウンと、隣接する飛行場の滑走路を使った全長約1.8マイルのストリートサーキットには、22台のインディカーが集結。集まったファンはフロリダならではの強い日差しと、心地よい潮風を浴びながら、100周にわたる激しいバトルを存分に堪能していた。
レースは予選2位からスタートしたジャスティン・ウィルソン(Dale Coyne Racing)のリードで始まり、2回のピットストップを終えた後のレース終盤でもトップを保っていたが、残り15周を切った87周目、リスタート直後のターン1でライアン・ブリスコー(Team Penske)がトップを奪った。ブリスコーは数少ないチャンスを見事に生かして先頭に立つと、危なげない走りを続けて優勝を飾った。ブリスコーにとってキャリア3勝目で、ロードコースにおける2勝目となり、Team Penskeにとってはインディカーシリーズでの30勝目となった。

0.4619秒差の2位でゴールしたのは、ライアン・ハンターレイ(Vision Racing)だった。ウィルソンがブリスコーとのトップ争いでわずかにスピードダウンしたチャンスをハンターレイは見逃さず、3位から2位へ浮上。ブリスコーまでは届かなかったが、14位スタートから2位でゴールというすばらしいレースを戦った。ハンターレイの2位はVision Racingにとって、ウィルソンの3位はDale Coyne Racingにとって、ともにインディカー・シリーズにおけるベストリザルトとなった。
武藤英紀(Andretti Green Racing)は予選19位からスタート。レース中盤にトップ10入りを果たし、トップグループと遜色のないペースを保って8位を走っていた。しかし、87周目のリスタート直後、眼前で起きた避けようのないアクシデントによってリタイアし、開幕戦の成績は15位となった。ターン4でダン・ウェルドン(Panther Racing)とロバード・ドーンボス(Newman/Haas/Lanigan Racing)が接触し、ウェルドンのマシンがタイヤバリアに衝突してストップ。すぐ後ろを走っていた武藤は、イン側に1台のマシンが走っていたためにウェルドンのマシンを避けることができなかった。
今年からロードレースではハードとソフトの2種類のタイヤが全チームに供給され、レースがアンダーグリーンのときにソフトタイヤで2周以上を走らなければならないルールとなった。グリップは大きいが耐摩耗性が低いソフトタイヤをどのタイミングで投入するか、チームの選ぶ作戦が勝敗を分ける大きな要因となる可能性があった。しかし、実際にはハードタイヤとソフトタイヤの間に摩耗性能で大きな差は見られず、タイヤの使用タイミングが勝負を決めるレースとはならなかった。

武藤英紀・決勝後コメント

レースの中盤からはよいペースで走れていて、ラップタイムはトップグループと同じくらいでした。しかし、タイヤの温度がなかなか上がってこなかったため、せっかくパスしたマシンにリスタート直後に抜き返されていました。今日はイエローフラッグが多かったので、なおさらそういう展開になっていました。アクシデントを起こして止まっていたウェルドンのマシンに突っ込んだのは、リスタート直後でタイヤの温度が低く、ターン3でアクセルが踏めなかったためにターン4で1台にイン側に並ばれてしまっていたからでした。アウト側へとラインを取ると、そこにウェルドンのマシンが止まっていました