武藤英紀 | Hideki Mutoh Official Website

Round12 ケンタッキー決勝結果Result : 13位

2009年8月1日(sat)    天候 : 曇り / 気温 : 23〜24℃

2009年のIRLインディカー・シリーズ第12戦はケンタッキー・スピードウェイでの300マイルレースで、オーバルコースでのレースは6月下旬に行われた第8戦リッチモンド以来となった。予選は、前日までの雨の影響でコースへ水が染み出し続けたために中止され、出走23台のスターティング・グリッドはエントラントポイント・ランキングによって決定された。

レースは夜の8時半過ぎ、曇り空の下でスタート。雨の心配もされたが、幸いにも予定通り200周でレースは争われた。

今戦から新しい空力ルールが採用され、マシンのダウンフォースは増加。レースではこれまで以上に接近戦が可能となると見られていた。同時に、新たに装備されたオーバーテイクボタン“Hondaボタン”によって、順位変動の激しい、抜きつ抜かれつのバトルが繰り広げられることも期待されていたが、レースはそうした期待に見事に応えるエキサイティングなものとなった。

ポールポジションからスタートしたポイントリーダーのスコット・ディクソン(Target Chip Ganassi Racing)は、トラフィックの中でのハンドリングが完ぺきでなく後退。トップの座は3番手スタートだったライアン・ブリスコー(Team Penske)の手に渡り、157周目を迎えたところではエド・カーペンター(Vision Racing)がトップに立った。14番手スタートだったカーペンターは、1周目にして11位までポジションを大きく上げ、1回目のピットストップを迎える前に4位まで浮上。目覚ましい走りをさらに続けてトップにまで駆け上がった。

最後のピットストップも終えたレース終盤、トップ争いは依然としてカーペンターがリード。2位争いを繰り広げるドライバーたちの中からトニー・カナーン(Andretti Green Racing)が抜け出してカーペンターへのアタックを始め、そのすぐ後ろにはブリスコーが肉迫した。

ブリスコーは128周目のリスタートでアウトにマシンが流れてしまい、クラッシュはギリギリで避けたものの8位まで大きく後退していた。しかし、そこからトップ争いまで巻き返し、残り9周、ついにブリスコーはカーペンターのアウト側へとマシンを並べた。この後の2人はサイド・バイ・サイドのままゴールまで戦い続けた。カーペンターは初勝利をかけて全力を出しきり、クリーンに戦い抜いた。しかし、ウイナーとなったのはアウト側を走り続けたブリスコーだった。2人のゴールでの差は僅かに0.0162秒しかなかった。ケンタッキー・スピードウェイでの最少差、インディカー・シリーズでは歴代11位に入る僅差でのゴールであった。

武藤英紀(Andretti Green Racing)は11番手スタートから13位でゴールした。ハンドリングはいいが、スピードが出ないマシンでの苦戦となったためだ。


武藤英紀 決勝後コメント

全開にしてもスピードが伸びず、前を走るマシンのドラフティングに入っていけない状態でした。遅いクルマは抜くことができていましたから、マシンのセッティング自体がおかしかったのではないと思います。チームメートたちと比べても自分のマシンはダウンフォースを少し小さくしていたので、スピードが出ないはずはありませんでした。次のオーバルレースであるシカゴランドには、今回とは違うシャシーを投入することも考えています。