武藤英紀 | Hideki Mutoh Official Website

R05.インディアナポリス予選結果Result : 9位

DATE : 2008年5月10日

5月4日のルーキー・オリエンテーションから始まり、ポールデイと呼ばれる1回目の予選(1位~11位までのグリッドを確定)、2回目の予選(12位から21位までのグリッドを決定)、3回目の予選(22位から33位までの順位を決める)、そしてバンプデイと呼ばれる最後の予選では、良いタイムを出した選手が出ると33位の選手がはじかれて(バンプ)予選落ちとなってしまう熾烈な予選がおこなわれる。しかも、予選は2.5マイル(約4㎞)のコースを4周しての平均時速で争われるのだ。さらに、期間中には何回ものプラクティスをおこない、決勝に向けてセッティングを煮詰めて、いよいよ25日の決勝に挑む。これがインディ500だ。何としてもポールデイにグリッドを確定したい武藤英紀は、20日以上にわたるチャレンジを開始した。


ルーキー・オリエンテーション(5/04 12:00~17:00 ~ 5/05 12:00~17:00)

2日間にわたっておこなわれたルーキー・オリエンテーション。初日の武藤英紀は43周を走行してのベストラップが40.9418秒(平均時速219.824マイル)で5位だったが、2日目に35周走行の31周目に40.4313秒(平均時速222.600マイル)をマークして2位となった。1位は、昨年のインディプロ・シリーズで武藤のライバルだったアレックス・ロイドの40.3528秒(平均時速223.033マイル)だった。


プラクティス01(5/06 12:00~18:00)

天気予報では、週末に向けて雨が予想されているため、ポールデイと呼ばれる1回目の予選に向けて、マシンの調整をしたい各ドライバーは、積極的に走行をおこなう。武藤はマシン調整を繰り返しながら42周を走行し、40.3180秒(平均時速223.225マイル)で14位のタイムをマークした。トップは、武藤のチームメートのひとり、マルコ・アンドレッティの39.7177秒(平均時速226.599マイル)だった。同じくチームメートのトニー・カナーンが2位(39.9522秒・平均時速225.269マイル)、ターゲット・チップガナッシのスコット・ディクソンが3位(39.9981秒・平均時速225.011マイル)となっている。もてぎで初優勝を飾った武藤のチームメート、ダニカ・パトリックは40.1616秒(平均時速224.095マイル)で9位だった。


プラクティス04(5/09 12:00~18:00)

雨で水曜・木曜の2日間のプラクティスはキャンセルとなり、ようやく金曜日に4回目のプラクティスがおこなわれた。どの選手も、予選に向けてセッティングを煮詰めたいところだ。このコースでの初めてのレースとなる、ルーキーの武藤にとっては、走行時間が短いのは辛いところだ。それでも、経験豊富なAGRのスタッフは着実にセッティングを詰めていった。

武藤は39.8247秒(平均時速225.990マイル)をマークし、5位の好位置につけた。トップはスコット・ディクソン(39.6531秒・平均時速226.968マイル)、2位がマルコ・アンドレッティ(39.6983秒・平均時速226.710マイル)、3位がトニー・カナーン(39.7022秒・平均時速226.688マイル)、4位にライアン・ブリスコー、武藤のつぎの6位にはダン・ウェルドンがつけ、ここまでが39秒代だった。ダニカ・パトリックも7位につけ、AGR勢は2・3・5・7位につけ、好調査を見せている。


プラクティス05(5/10 9:00~11:00)/ ポールデイ(5/10 12:00~18:00

午前中に5回目のプラクティスをおこない、正午からいよいよポールデイが始まった。武藤英紀は、くじ引きで決められた17番目のアタックを開始したが、カメラの代わりに搭載するはずのバッテリーを搭載していなかったために1回目のアタックのタイムは無効となってしまう。予選終了間際に、今度はきちんとバッテリーも積んで、再度アタックをおこない、1回目のアタックを上回る2分40秒4663(平均時速224.346マイル)をマークし、みごと9位でポールデイをクリアして見せた。とにかくここで予選を通過してグリッドを確定できれば、あとは決勝用のセッティングに集中できることになるので、是が非でも通過したかったポールデイを突破した武藤は、本当に嬉しそうだった。

1位はスコット・ディクソン、2位ダン・ウェルドン、3位ライアン・ブリスコー、4位エリオ・カストロネベス、5位ダニカ・パトリック、6位トニー・カナーン、7位マルコ・アンドレッティ、8位ヴィットール・メイラ、武藤の後ろには、10位エド・カーペンター、11位トーマス・シェクターと続いた。武藤は、ルーキーではただ一人、ポールデイを突破し、34代目の「ファーステスト・ルーキー・オブ・ザ・イヤー」を獲得した。